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18年間大変お世話になりました | | |
ファン・クラブの会長を、と長野文憲氏からお話があって、ファンではあるが「会長」という
言葉の響きに最初はビビった。 社長、会長、先生が似合うのは男の人と決まっている。おまけに広島でお会いしたクラブのメンバーは、いずれも「錚錚」という形容のふさわしい方ばかりである。 最初に長野氏と出会ったのは横浜の野毛で、大道芸大会の人だかりの中だった。ジャグラーがカラフルなスティックで空中に絵を描き、自転車の曲乗り、一人オーケストラ、とオモチャ箱をひっくり返したような騒ぎに、飲み屋街の路地の午後が輝いて いた。文憲氏の周囲には、異質な静寂が満ちていた。立ち止まって、弦の音に絡めとられた人は、以来、いにしえのアルハンブラ宮殿に桜吹雪の舞う、独自の美意識に裏打ちされた空間の住人になる。 野毛の喧騒と、錚々たるファンクラブの間の落差こそが、文憲氏の音楽と人柄の幅広さだと思う。会長という言葉の重みがぜったい似合わない私を、会長にご指名いただいたのも、異質な音のマリアージュの達人ならでは、かもしれない。 文憲ワールドの一住人として、今後も多彩な活躍を、皆様と共に応援していければと、願っている。 平成21年7月30日 荻野アンナ (略歴/小説家。91年「背負い水」で芥川賞受賞 慶応義塾大学文学部仏文科教授) |
長野文憲さんがセカンド・アルバム「アランフェス」を出したのを機に、彼のギター音楽を愛する人たちの間から、もっともっと「ブンケンさん」を応援しようではないか、と言う声があがってきました。 長野さんの人柄と、聴く人の心に深い感動を与える音楽をこよなく愛している私達は、「ブンケンの音の響き」を日本中にひろげたい、さらには国際舞台でも活躍してもらいたい、という願いを込めて、このたび後援会を結成することにしました。 遅きに失したかもしれません。しかし、広島に根をおろして、活発な演奏活動を展開している音楽家に、暖かい声援を送ることは、広島の地域文化をさらに豊かにすることになるでしょう。 長崎で生まれ、広島在住30年の長野さんは、絶えず“ヒロシマ”とのかかわりを意識して、その音楽世界を構築してきました。彼のすぐれたテクニックと、優しい品位ある音色が、後援会の結成によって、さらに一段と冴えわたることを期待しています。 皆さま方のご理解とお力添えで、後援会の輪が大きくなりますよう、よろしくお願い申し上げます。 平成12年4月1日 平岡 敬 (初代会長・現名誉会長) |
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BunKen Club 〒732-0067広島市東区牛田旭2-20-1-704 Tel・Fax:082-227-0712 E-mail:guitar@bunken-nagano.com |
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