<山田岳君、日本ギターコンクール3位入賞おめでとう>
9月1日(日)大阪の読売文化ホールで行われた「第29回日本ギターコンクール」(読売新聞社大阪本社、読売テレビ、日本ギター協会主催)で、門下生の山田岳君(エリザベト音楽大学在学中)がブローウェル「舞踏礼讃」ポンセ「南のソナチネ」を演奏して見事第3位に入賞しました。ギタリストとしてまず第一歩を踏み出したことになりますね。本当におめでとう!(ちなみに第1位該当者なし、第2位木村憲司 ディアンス「リプラ・ソナチネ」でした。)
山田君は‘音楽’を表現しようとする意欲を充分に持ち合わせています。このことはプロになるためには最も大切なことです。音楽を表現するためにはテクニックとメカニックの両方が必要ですが(メカニックは運動能力、テクニックはそれを使って表現するための技巧です)、メカニックは今がいちばん伸びる時期ですから、さらなる精進をして表現のテクニックをしっかり身に付け、優勝を狙ってほしいものです。(2002/09/05)
<オスカー・ギリア広島公演、本物の音楽を聴きました>
お盆(安芸門徒の国広島ではお墓参りは特に重要な行事なのです)の初日のためお客さまの出足が心配されましたが、入りはまずまず。丁度マエストロの64歳の誕生日に当たり特に気が入ったのでしょうか、「わたしはあたらしくなります!」と叫びながら舞台に立たれました。演奏は最高の出来で、お客さまは皆ギターの世界の深淵に触れた喜びを胸に大満足してお帰りになりました。
マエストロは非常に気難しくて神経質というのが定評です。28年前私がレッスンを受けた時も、恐い先生だったと記憶しています。後日広島でホームコンサートを開いた折り「付き人」を勤めましたが、神経がピリピリしていて非常に気を使ったことを昨日のように思い出します。
広島着は当日14時27分、タクシー待ちの間に岡山の桃を購入、甘栗にも興味を示し試食用を1個口に放り込んで満足、そのままタクシーでホテルに向かわれました。
会場控え室に用意を指示されたのは、数本のバナナとミネラルウォーターとミルクティー。控え室に着くなりバナナに手を出しておられましたが、後から聞くと「私はゴリラではない」と叫ばれていたとか、おそらくどこに行ってもバナナが置いてあるのでしょう。後片付けの時、ダストボックスには大きな桃の種が残っていました。
翌日原爆ドームと資料館を見学、「食欲が無くなった」と言っておられましたが、お好み焼き(ねぎかけ、もちろん広島風!)をぺろりと平らげご満悦、午後の新幹線で無事大阪に発たれました。(大阪でもバナナが置いてあるでしょうねえ、きっと。)
4回目の来広となる今回は、道を歩いていても鼻歌が出そうなくらいとてもご機嫌で、このツアーで十数キロ痩せたと嬉しそうにお話になっておられました。
28年振りに再びご一緒出来、演奏も最高、至福の2日間でした。
何はともあれオスカー・ギリア広島公演を無事終了。重責を終えほっと一息ついているところです。皆さんのご協力感謝致します。ありがとうございました。(2002/08/16)
<「オスカー・ギリア ギターリサイタル2002」を主催することになりました>
昨年はお陰さまで中国新聞社との共催で、現在世界で最も人気のある「マヌエル・バルエコ」を招聘することが出来ました。昨年の興奮の余韻もまだ残る今年、セゴビア亡き後、現在教授として世界で最も尊敬を集めている「オスカー・ギリア」を招聘することになりました。
彼の教授法は高い評価を受けており、現在第一線で活躍する多くのギタリストが教えを受けています。そのため現在では彼のレッスンを受講することは大変困難と言われていますが、幸運なことに私は'74年マスタークラスを受講しギターの表現力の可能性を教えて頂きました。私をプロの道へ導いて下さった恩師といえます。プロ生活30年を来年に控え、お迎えする機会が与えられたことを大変光栄に思っています。
今回の日本公演のプログラムは正統派のオーソドックスなものですが、マエストロの深い表現力を堪能するには充分すぎるのではないかと思います。全国8か所の全国ツアーが予定されています。広島での演奏がマエストロの心に残るものとなるよう準備を進めて参ります。ご協力の程何卒宜しくお願いします。(2002/07/30)
<遂に新作CD「カンシオン〜天使のミロンガ」が完成しました>
3年振りのCD制作となりました。今回はスタジオから飛び出し、2月の清明な空気の中、響きの素晴らしい軽井沢の教会「追分教会」で録音しました。 第1集『ラ・クンパルシータ』から6年、「デジタル録音でアナログの音を」から始まり、 生のギターの音にこだわり続けて到達したのが、今回の「何も足さない、何も引かない」シンプルなワンポイント収録です。 収録された自然の響きをそのままパッキング、イコライザー処理もしない‘もぎたての音’をお届けします。 臨場感溢れるブンケンサウンドを感じて頂けると自負しています。再生装置に自信のある方、特にお勧めです。 皆さんの感想をお待ちしています。(2002/07/27)
<4月13日(土)高田元太郎さんのセミナー(第1回広島オープンギターセミナー)無事終了しました>
講師の元太郎さんには、早起きしてもらって最後の打ち上げまで、ハードな1日だったと思いますが、広島のギタリスト、ギターを勉強している人たちにとっては、大変貴重な1日でした。見ると聞くでは大違い!「カルレバーロ奏法」を目の当たりにして目から鱗が落ちる思いでした。元太郎さんのセミナーをこれからも続けていきたいと思います。定期的に教えに来て頂くことを計画中です。(2002/04/16)
<横浜のみなさまへ>
毎年大道芸フェスティバルで私のステージを楽しみにして下さっている皆さん、今年4月20、21日は残念ながら広島で「日韓交流の夕べ」開催のため伺えません。大変申し訳ありません。今年はもう横浜に行く機会はないかと思っておりましたが、なんとラッキーなことに、5月6日(日)ヤマハ横浜店でのセミナー出演のお話を頂きました。フロアーコンサートも計画されていますのでこちらに是非ご来店下さい。またその日の夜、小さな会場でライブを計画中です。詳細が決まりましたら最新情報のページに掲載します。おたのしみに!(2002/03/15)
<10月24日大長みかんで有名な豊島を訪れました>
10月24日大長みかんで有名な広島県豊田郡豊島を町民のためのコンサートのために訪れました。午前中に豊小学校を訪問、子供達のために演奏をしました。私自身の子供が小さい頃は、保護者として幼稚園でお母さんのためのコンサートを開いたり、PTAの行事で演奏したりする機会が多かったのですが、最近はそういう機会も遠退いていました。何年ぶりかで子供達の前で演奏しましたが、子供達の反応が直に伝わってきてとても楽しい時間を過ごすことができました。子供達のリコーダーとのアンサンブルも楽しかったですし、特に「千と千尋」のテーマ曲は喜んでくれました。帰りがけに、はにかみながらも車に向かって手を振ってくれた子供たちの目の輝き、今年最も印象に残ったものでした。4年生の皆さんお便りありがとう!(2001/10/28)
<タイムレス・タンゴと題したリサイタルを12月1日開催します(1)>
福田進一さんによると、私は“タンゴおたく”らしい。今回はそのおたくぶりを発揮して古典タンゴからピアソラまで、ついでにブラジルのタンゴと言われるショーロまでやってしまいます。共演は、タンゴ界の重鎮 タンゴギターの河内敏昭さんとバンドネオンの中泉さん、お二人の大ベテランを従えて(?)、時代を超えたタンゴの名曲の数々をお送りする予定です。
ヨーヨーマの「リベルタンゴ」がTVコマーシャルに登場したのをきっかけに、ここ数年ピアソラが作曲者として再認識され、ギターに限らず多くの演奏家が彼の作品を取り上げるようになりました。しかしながらそのほとんどはピアソラを演奏したいのであって、タンゴが好きな訳ではないという気がしていました。
“タンゴおたく”としてはピアソラを生んだタンゴの大きな流れをもっと知ってほしい、その独特のリズム、決して譜面通りには弾かないというその魅力的な歌いまわし、それを理解し、本当にタンゴを好きになったうえで、ピアソラもタンゴの一つの流れであるという考え方でアプローチをして欲しいと思うのです。
最近そういう考え方が本流になりつつあり、ピアソラ以外のタンゴが、モダンなアレンジを施され、だんだん見直されてきているのは嬉しい限りですね。(2001/10/15)
<8月19日(日)東京国際ギターコンクール第一次審査に行ってきました>
今年も応募は世界中から46本、朝11時に始めて、終わったのは夜8時過ぎ。エアコンの調節のきかない部屋で、缶詰め状態で同じ曲の入ったテープを聴き続けるのですから、これは大変な作業(苦行?)です。
審査をしていて感じることは、最近若い人が古典等の所謂クラシックを勉強しなくなってきているということです。今回の課題曲は弾けてない人が多く、審査も大変苦労を致しました。
皆さん、ソルやジュリアーニをもっと勉強しましょう!
また録音の仕方も要注意です。会議録音用の自動録音のマイクの付いたカセットデッキを使うのは止めましょう。デッキが自動的に音量調節してしまうので、フォルテが全て潰れて聞こえます。特にギターはアタック音と余韻から成り立っている音楽なので、それが顕著です。そして、録音に使用した以外のデッキ(ラジカセではなく)で再生、確認してみることをお勧めします。再生してみたら音が全部潰れていた、では泣くに泣けないと思いますが…。
パリ国際ギターコンクールは国営の放送局で録音することが義務付けられていました。そこまでとは言いませんが、やはり国際ギターコンクールに応募するものの心構えとして、録音場所や機材を考慮すべきしょう。今回も蝉の声や、中には電車の音が入っていたのもありましたよ。(2001/08/19)
<7月15日(日)セゴヴィアが使用したハウザー一世を試奏しました>
ヤマハのギターフェアーでセゴヴィアが使用したヘルマン・ハウザー一世を試奏しました。
セゴヴィアの自選アルバムに写真が掲載されているものです。音量も申し分なく、音質、和音のバランス、etc. 何を取り上げても素晴しい楽器でした。特にハウザーの持つ音の品位の高さは、何物にも代え難い魅力です。よく、楽器に教えられると言いますね。この楽器がまさにそうで、セゴヴィアとハウザーが一体となってフレーズの歌い方を教えてくれている…そんな至福の時を過ごすことが出来ました。ちなみにお値段は20,000,000円とか。
その2週間程前ギタルラ社の青柳社長をお訪ねした際、小原安正先生が生前お使いになっていたホセ・ラミレスを見せて頂きました。こちらもなるほどと頷かせる素晴しい楽器でした。
弦は小原先生がお使いになっていたものがそのまま張ってあり、勿論低音弦は変色していましたが、それでも素晴しい音で鳴ってくれました。
「弘法筆を選ばず」ではなく「弘法は素晴しい筆を選ぶ」なのだと実感しました。良い楽器を持つと、その人の歌い方、息遣いなどが変わってきます。皆さんもどうか素晴しい楽器に巡り会って下さい。(2001/07/15)
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*編曲集の「ミスプリント情報」は各々の曲集のページに移動しました。
*次のコーナーでは、これまで最も質問の多かった「ラ・クンパルシータ」の演奏法を取り上げています。文章ではなかなか解り難いところもありますが、不明な点は遠慮なくお問い合わせ下さい。
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