曲目紹介:
ギターよ教えておくれ
 
 アルゼンチンの国宝、アタウアルパ・ユパンキは南アメリカ大陸の生んだ今世紀最大の芸術家、そしてすべてのフォルクローレ・アーティストの師である。晩年は、パリに定住し、ヨーロッパを舞台に意欲的な創作活動を続けた。ミロンガの形式で書かれたこの曲は、ユパンキがその社会主張ゆえに圧迫を受けていた時期の作品で、「そして私は夜明けをむかえる、一筋の光を待ちながら。夜はどうしてこんなにも長いのか?ギターよ教えておくれ。」という歌詞のリフレインがついている。ギター・ソロへの編曲は演奏者自身による。